●Miller & Jones分類(見た目による分類)
M1:唾液、完全な粘液痰
M2:粘液痰の中に膿性痰が少量含まれる
P1:膿性痰が1/3以下
P2:膿性痰が1/3〜2/3
P3:膿性痰が2/3以上
ぱっと見で『Gram染色が有効そうだな』とか『培養に出す価値がありそうだな』 とかの判断に使います。ただの唾みたいな(P2、1くらいの)検体ははっきり言って検査室も納得してくれません。お互いの仕事を減らすためにも、質のいい喀痰をとるようにしましょう。
Geckler分類(顕微鏡100倍で見たときの分類)
群 | 細胞数 | |
上皮細胞 | 好中球 | |
1 | >25 | <10 |
2 | >25 | 10〜25 |
3 | >25 | >25 |
4 | 10〜25 | >25 |
5 | <10 | >25 |
6 | <10 | <10 |
染色を顕微鏡で100倍視野でみたときの見え方で分類しています。部分的に多核好中球が集合している、というときもありますので、1視野だけ見て撤退してしまわないようにしましょう。