パラメータにはどんな感染でも症状の出現し得る全身パラメータとその臓器に感染したときに特異的に出現する局所パラメータがある。
全身パラメータ
倦怠感、食欲、睡眠
体温、脈拍、血圧、呼吸数、意識
白血球、CRP、血沈
局所パラメータ
肺炎:
咳、痰、呼吸苦、呼吸数、呼吸音、SpO2、喀痰Gram染色
*crackleは治療に反応するとpan→late inspiratory crackleに変化
*胸部X線は残存することあり
腎盂腎炎:
排尿時痛、頻尿、嘔気、腰痛、倦怠感、CVA叩打痛、尿Gram染色
*治療抵抗例ではエコーで膿瘍形成ないか確認必要
皮膚・軟部組織感染症:
熱感、腫脹、発赤、圧痛、発赤や圧痛の範囲、浸出液のGram染色
*浸出液の培養を鵜呑みにしない
*いずれのパラメータも改善・悪化が速い
消化器感染症:
腹痛、嘔気、嘔吐、排便、圧痛、腹部膨満